口腔と舌の診療
口腔と舌の診療

あまり知られていませんが、口の中や舌の診療は耳鼻咽喉科が得意とする分野です。
当院の院長が今まで耳鼻咽喉科の専門医・指導医として多くのがん手術を経験した中で、口腔がんや舌がんの手術も多く、専門的な意見をご希望の方は遠慮なくご相談ください。
口の中や舌に違和感を覚えたことはありませんか?
以下のような症状は、当院で診察・治療が可能です。
こうした症状は、単なる口内炎もあれば、舌がんや口腔乾燥症(ドライマウス)、味覚障害などの病気が隠れている場合もあります。
早期発見・早期治療が何より大切です。気になる症状がある方は、我慢せずにご相談ください。
ストレスや栄養不足、ウイルス・細菌感染などが原因で口の中や舌に炎症が生じる病気です。
ほとんどは、投薬と口内を清潔に保つことで1~2週間で治りますが、繰り返し発症する場合には、自己免疫疾患や他の基礎疾患が潜んでいることもあります。
唾液の分泌が減少することで口の中が乾きます。原因には加齢、薬の副作用、シェーグレン症候群などがあり、専門的な検査と治療が必要です。また、アレルギー性鼻炎など鼻づまりを起こすことで口呼吸になり、そのため口の中が渇くこともあります。まずは原因になってる疾患に対する治療に加えて対症療法を行います。
「味がしない」「辛さだけ感じない」「すべてが苦く感じる」など、味覚の異常は日常生活に大きな影響を及ぼします。原因には、亜鉛不足、薬剤の副作用、加齢、感染症、神経障害などがあり、適切な検査と治療が必要ですので当院にご来院ください。
口腔内や舌に生じる悪性腫瘍で、早期には痛みのないしこりや白い斑点として現れることがあります。放置すると進行して治療が難しくなるため、異常を感じたら早めに当院にご来院ください。
舌に明らかな異常がないにもかかわらず、痛みやしびれを感じる疾患です。更年期の女性に多く見られ、ストレスや自律神経の乱れが関与していると考えられています。心療内科的なアプローチも併用しながら治療を行いますので、当院にご来院ください。
問診・視診
まずは患者様の症状や生活習慣、服用中の薬などについて詳しくお伺いします。その後、舌や口の中を視診します。
必要な検査
視診だけでは判断がつかない場合は、以下のような検査を行います。
診断と治療方針の説明
検査結果に基づいて、考えられる疾患や治療方法について、専門用語を使わず丁寧にわかりやすくご説明いたします。不安や疑問があれば遠慮なくお聞かせください。
治療
薬物療法(軟膏、うがい薬、内服薬)、生活指導、栄養指導、必要に応じて他科との連携(歯科、皮膚科、心療内科など)を行いながら、症状の改善を目指します。
「様子を見よう」「どうせ治るだろう」と自己判断してしまうと、症状が悪化してしまうこともあります。特に舌や口腔内の病変は、がんの早期発見につながることもあるため、慎重な対応が求められます。
少しでも違和感がある方は、当院へ早めの受診をおすすめします。
ただの口内炎であれば自然治癒する場合もありますが、長期間続く違和感やしびれ、しこりなどは病気のサインかもしれません。2週間以上症状が続く場合は受診をおすすめします。
原因に応じて治療可能です。特に亜鉛不足や薬の副作用によるものは改善するケースが多くあります。
はい、当院では診察後、舌がんを疑えば、必要に応じて専門機関と連携し精密検査や治療を速やかにご案内いたします。
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